CSRやサステナビリティの重要性は年々高まり、
企業に求められる役割も複雑になっています。
一方で、現場では「何か新しい取り組みを」と思いながらも、
次の一手を見つけられずにいる担当者の方も少なくありません。
CSRマルシェとは

パリのマルシェ風景
新しいCSV型CSRモデルとしてのマルシェ
CSRマルシェは、企業の遊休スペース【ロビー・ホール・通路等】を利活用し、CSR・SDGs・DEIに同時に貢献できる新しいCSV型CSRモデルです。
企業は会場を提供し、運営は非営利法人の「一般社団法人みんなでマルシェCSR 」が、運営し、運営収益の一部を第三者認証を受けた団体リストより貴社が選定した団体へ、当法人より“連名寄付”として寄付する、継続性を前提としたCSRの仕組みとして設計されています。
CSRマルシェ仕組み図解

CSRマルシェ誕生の背景
マルシェ運営者としての“次なるマルシェ”探しが出発点
次なるマルシェの可能性を模索する中で、経団連CSR調査(2005年・2025年)に気付き、そこで見えたのは、
経団連が2005年および2025年に実施した
「社会貢献活動に関するアンケート調査」では、
20年という時間を経ても、CSR活動を阻む課題がほぼ変わっていないことが示されています。
特に指摘され続けてきたのが、次の3点です。
- 人的リソースの不足
- 予算確保の難しさ
- 活動成果の見えにくさ
2005年のアンケート調査結果
調査名:CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート
2025年のアンケート調査結果
調査名:社会貢献活動に関するアンケート(2025年公表)
CSRマルシェ3つの特徴
特徴①: 20年不動だったCSR課題をクリア
人的リソースに依存しない運営体制
CSRマルシェでは、企画・運営・報告・クレーム対応までを一体的に担う体制を整えることで、
CSR担当者が自ら現場を回す必要がありません。
担当者様は会場管理と社内調整を行うだけでCSR運営を実現します。
既存設備での導入可能な設計
「CSR活動に必要な予算」ではなく、開催収益で運営経費を賄る「自立支援事業」で
「確保できる予算の範囲内」で導入できることを前提に設計しています。
既存施設の遊休スペースを利活用させて頂く為
ガバナンスを前提とした透明な運営
CSRマルシェは、運営ルール・役割分担・意思決定フローを明確にし、
ガバナンスを前提とした形で実施されます。
さらに当法人では、公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)の『ベーシックガバナンス認証』取得に向けた準備を進めています。
この第三者認証の取得により、ステークホルダーへの説明責任
が体系的に担保され、貴社のCSR価値を「見える化」し、社会的信頼の向上に寄与します。
特徴②:屋内開催
気候変動の影響を受けにくい屋内開催
CSRマルシェは、企業の屋内スペースを活用して開催します。
天候不順や気候変動の影響を受けにくく、年間を通じて安定した開催が可能です。
屋内開催であることで、
・商品の品質管
・理衛生安全面への配慮
・貴社のCSR活動
といった点を一定水準で保ちやすく、
企業イベントとしての信頼性を担保できます。
特徴③:企業様の会場を預かるための運営規範とチェック体制
会場提供企業様のルールを最優先した運営
CSRマルシェは、企業様の大切な施設・空間をお借りして実施されます。
そのため、会場使用ルールを明確に定め、
出店者・運営スタッフに対して事前に周知・遵守を徹底してい
運営ルールと監視体制の明確化
当日の運営においても、担当者が常駐をし、ルール逸脱やトラブルを未然に防ぐための
監視・管理体制を設けています。
企業ブランドを損なう行為が起きないよう、常に運営側が責任を持って対応します。
ディズニー社で習得した接客・販売規範を反映
CSRマルシェの運営・販売規範には、
ディズニー社で培われた「ゲスト視点」「空間価値」「一貫した行動基準」
の考え方を取り入れています。
他のマルシェの様な、単なる販売イベントではなく、会場を提供頂た企業様のCSR活動をマルシェに関わったみんなで応援しようというコンセプトを遵守しすべてに配慮した安全行動規範を重視しています。
CSマルシェとはのまとめ
CSRマルシェは、CSRのために施策を追加するものではありません。
むしろ、20年間変わらなかった「人的リソース・低額予算・成果の見える化」という課題を、
企業活動と社会価値創出を同時に達成する CSV型CSR として再設計した仕組みです。
これまで多くの企業が感じてきた
回らない・続かない・広がらないというCSRの現実から、
自然に導かれた一つの選択肢です。
では、なぜCSRは現場で回らなくなってしまうのでしょうか。
次のページでは、その理由を構造から整理していきます。
